効率的な有酸素運動を様々な視点で完全網羅

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脂肪燃焼メカニズム 永久保存版 2019

 05/27/2018   

お金だったら大富豪 過剰残高がある日突然あなたを襲う

特集 有酸素運動にようこそ。

今回は、脂肪を燃焼させるメカニズムについてゴッソリ掘り下げていきたい。

あなたは、若い頃の自分に比べて、

『最近、落ちなくなったなぁ~』
『貯まるいっぽう。これがお金なら大富豪』

なんて嘆いているのではないだろうか。

結論から申し上げる。

 

脂肪を燃やすには『酸素が必要』

だから『有酸素運動が効果的』だ。

 

ちなみに、本記事は、

『ながら運動なら出来るかも』
『子供の食べ残しを抜群の吸引力で』
『スイーツが毎晩夢に出てきてどうしよう』
『おおよそ33歳を過ぎた女性』

 

『ついつい食べ過ぎてしまう』
『名前は一郎。でも大好きなのは二郎』
『おおよそ38歳を過ぎた男性』

 

そんな『あなた』に向けて書いている。

 

ところで、あなたの『おへそ周りは何センチ』だろうか。もし、

 

『女性:90センチ以上』

『男性:85センチ以上』

 

であるならば『今すぐ』に、CTスキャンで内臓脂肪の面積を測定すべきだ。

糖尿病・高血圧・高脂血症などの生活習慣病は、内臓脂肪型肥満が原因であることが分かっている。

放置すれば『動脈硬化』に発展し、脳梗塞・心筋梗塞など命に関わる重大な疾患を患うことになる。

そして、それは『ある日、突然』前触れなく訪れる。

内臓脂肪症候群』とも呼ばれる、メタボリックシンドロームにあなたは近づいていないだろうか。

 

理解するのは5点だけ 脂肪燃焼メカニズムの最重要点はこれだ

有酸素運動が効果的であると申し上げた。

では、なぜそう言えるのか。

その根拠をあえて逆のプロセスから述べていきたい。

 

準備はよろしいだろうか。

 

①『筋肉のミトコンドリア』に『遊離脂肪酸と酸素が供給』されれば、脂肪は燃える。

② 遊離脂肪酸とは脂肪を分解したもので、この分解作業には『ホルモン感受性リパーゼという酵素』が必要になる。

③ ホルモン感受性リパーゼを分泌させるには『主にアドレナリンなどの脂肪動員ホルモン』の分泌が必要になる。

④ 脂肪動員ホルモンを分泌させるには、脂肪を分解しエネルギーを生成するよう『脳が命令を出すキッカケである運動活動』が必要になる。

⑤ 常に酸素が体内に供給される有酸素運動は、このキッカケにもなり、脂肪燃焼に効果的である。

 

※ 脂肪燃焼メカニズムの全容を詳しく知りたい方のために、記事後半にしっかりと書き記した。

 

如何だろう。

なんとなく腑に落ちただろうか。

脂肪を落としたいのなら、有酸素運動が欠かせない。

 

さらには、

あなたの『酸素を取り込む能力が向上』すれば、

あなたの『脂肪はさらに効率的に燃える』のだ !!

 

『やせ体質』はあなたの結果を加速させる

私たちは、運動をしていない安静時にもエネルギーを消費している。

全体の 約 60 ~ 70 % を消費する、基礎代謝のほかに、

生活活動代謝(約 20 ~ 30 %)、食事誘発性熱産生(約 10 %)の計が、無意識に消費されているのだ。

 

膨大な熱量を生み出す筋肉の減少は、基礎代謝を下げてしまう一つの要因であり、

安静時にも、余分なエネルギーを消費する、筋肉質な『やせ体質』は、あなたの結果を加速させる。

 

炭水化物を控え、筋肉の元となる『タンパク質』を積極的に摂取する。

まずは、これだけでいい。

 

2番セカンドしぼう 無意識に決定される暗黙のルールとは何か

脂肪は落ちにくい。

そう感じる方はとても多く、この難題を放置したままでは先には進めない。

では、なぜ『落ちにくい』のだろうか。

余分な脂肪を落とすには『運動が欠かせない』ことを誰もが知っている。

だが、やみくもに身体を動かしても、脂肪は簡単に落ちてくれないやっかいな存在なのだ。

そして、脂肪は燃焼しない。

『火だるま』になってまで、ウォーキングに励む人を見たことがないではないか。

そう『消費する』のだ。

いつの間にか一般的に刷り込まれたこのイメージが、あなたの努力と結果を阻害しているのかもしれない。

なんとなくキツイ運動・激しい運動を行えば、

『燃えるはず !!』という思考

が、あなたを支配している可能性があるからだ。

ハッキリ申し上げよう。

 

激しくキツイ運動で、脂肪は落ちない。

 

結果を出したいなら、2つの暗黙のルールを熟知する必要があるのだ。

 

消費されるエネルギーには順番がある

脂肪よりも先に消費されるエネルギーが『糖分(グリコーゲン)』であり、糖分とは糖質(炭水化物)だ。

『糖質制限』という言葉で、これを裏付けることができるのではないか。

糖質が不足しているのならば、脂肪が優先的にエネルギー源として利用されるはずだからである。

これが、炭水化物を控える理由だ。

 

運動の激しさによって、使われるエネルギーは『無意識に』決められてしまう

糖質は高効率で知られ、運動が激しさを増せば増すほど、糖質が優先的に使われている。

いわば糖質は『爆発的な燃料』であり『瞬発力』が必要であるほど優先的に使われるエネルギーなのだ。

これに対し、瞬発力を伴わない、一定時間持続可能な運動を支えるエネルギーこそが、脂肪(脂質)だ。

『ろうそくが燃えるイメージ』に例えると、分かり易いだろうか。

脂肪は『ゆっくりと時間をかけて消費される』エネルギーなのだ。

 

脂肪の入居希望者が止まらない 泡のように増殖し肥大化する

ところで脂肪とは何か。

日々の食事から取り込まれた栄養は、ぶどう糖と脂肪酸に置き換えられ、合成され脂肪となる。

そして、脂肪細胞の内部では、合成・蓄積されるだけでなく分解も行われている。

糖質が不足し始めると、脂肪は遊離脂肪酸とグリセロールに分解され、血液を通じ全身に供給される。

『蓄えたエネルギー > 必要なエネルギー』と攻勢が逆転すれば、分解されずに『余剰が蓄積』されるのは当然。

見事な、ポッコリお腹の完成である。

子供に触らせて、余興で絵を書いて、喜んでいる場合ではない。

やみくもにダイエットに挑戦し、継続してもリバウンド。

そんな悪循環を繰り返してきた方の中には、これからお話す内容に初耳のことが多いかもしれない。

 

脂肪細胞は『そのもの自体が肥大化する』

エネルギーが過剰になると、脂肪細胞は余分な脂肪を貯め込み続け『十数倍の規模まで膨れ上がり肥大化』してしまう。

 

脂肪細胞は『増え続ける』

細胞の一部である脂肪細胞。

私たちは、平均で 250 ~ 300 億個保有している。と言われている。

この脂肪細胞は、ある程度の年齢に達した段階で、生涯保有する数が決定される。という定説があったが、

脂肪細胞は増え続ける。ことが近年、解明され始めている。

脂肪細胞が『限界に膨れ上がる』と、

脂肪の貯蔵スペースを作るために『新たな脂肪細胞が生まれる』。

さらには、脂肪細胞が増えれば増えるほど『貯蔵のキャパシティーは増大し』『限界の限界まで貯め続ける』ことになる。

1 軒しかなかった盆地が、ベッドタウンへ。

脂肪の入居希望者の行列は、とどまることをしらない。

 

脂肪細胞自体を『増やさない』。

そして『肥大化させない』。

 

という心構えを、頭の片隅に焼き付けておきたい。

 

宇宙人以外の万国共通 貯まりやすいのだから割り切ろう

『ポッコリお腹』は人類最強クラスの敵。

性別に関係なく『お腹周り』に脂肪が集中するのは、なぜか。

以下をご覧頂ければ一目瞭然だ。

 

皮下脂肪

残念なことに皮下脂肪は、女性に付きやすい。

妊娠・出産のため『特に下腹に付きやすい』性質がある。

それゆえ『女性特有のぽっこり下腹』を、いとも簡単に『こしらえて』しまう。

内臓脂肪がつきにくい反面、皮下脂肪はまさに女性の天敵と言える。

 

内臓脂肪

皮下脂肪とは逆に、内臓脂肪は男性に付きやすい。

だが、内臓脂肪は比較的落としやすく、代謝を活発に保てれば、それほどの強敵ではない。

内臓脂肪を貯め込み過ぎると、肥満や生活習慣病の原因となり、健康被害の引き金となる。

さらに、集中する原因はこれだけではない。

 

・お腹周り(肋骨の下から骨盤にかけて)は骨に覆われておらず、膨らみやすい。

・膨らみやすいから、肥大化もしやすい。

 

もう、お分かり頂けたことだろう。

皮下脂肪と内臓脂肪の両方が蓄積する場所こそ『お腹回り』なのだ。

もうこれは『仕方のないこと』と割り切ろう。

人類の進化は、少し間違ったのだろうか。

嘘だと言って !? 脂肪が脂肪を燃やすんだってさ

脂肪細胞は、2種類あることをご存知だろうか。

しかも『脂肪を燃やしてくれる役割』を担っているというから、驚きだ。

もちろん、こちらも燃焼はしない。

『脂肪を熱に替えて消費して』くれる働きを持っている。それが『褐色脂肪細胞』だ。

 

白色脂肪細胞(WAT)

白色脂肪細胞は中性脂肪を貯め込む役目。

体内に蓄えられる脂肪は、白色脂肪細胞に蓄えられた中性脂肪。

過剰に蓄積された中性脂肪などの脂質や、糖から合成された中性脂肪を『油適』と呼ばれる袋に取り込み、球体に膨れ上がる。

【白色脂肪細胞が存在する部位】

・下腹部
・お尻
・太もも
・背中
・腕の上部
・内臓周り

 

褐色脂肪細胞(BAT)

白色脂肪細胞とは真逆の役目を持ち、脂肪を熱に替える脂肪細胞。

年齢を重ねるごとに減少し、活発なほど脂肪が熱になりやすい。

寒さや冷たさなどの寒冷刺激を与えると活性化する性質を持つ。

【褐色脂肪細胞が存在する部位】

・首周り
・わきの下
・肩甲骨周り
・心臓
・腎臓周り

アスリートは脂肪を悪とせず、持久力を支えるエネルギータンクと考える

Facebook を中心に、スポーツ栄養学・生理学・生化学・トレーニング理論・スポーツ栄養学などに関する投稿や勉強会を開催するなど、

『身体だけでなく、考えてトライアスロンを楽しむことを目的に活動』されているグループがある。

その名も『トライアスロンを科学する会』だ。

会を設立され、運営の中心を担っておられる、石橋さんとの対談が実現した。

 

一之瀬 公人
石橋さん。こんにちは。よろしくお願い致します。
石橋 さん
よろしくお願いします。

 

一之瀬 公人
この度は、本記事の内容を高く評価頂き、誠にありがとうございました。著者として、非常に誇り高く、心から感謝申し上げます。
一之瀬 公人
トライアスロンという、非常に過酷な競技におかれまして、日々、鍛錬をされておられ『脂肪とは無縁の世界』にいらっしゃる皆様から評価頂いたことは、私の中で驚きでした。
一之瀬 公人
スイム・バイク・ランの全てが、有酸素運動で構成されるトライアスロン。体脂肪率が、1 桁台の方も多いのではないでしょうか。
石橋 さん
必ずしも体脂肪が低い人ではありません。マラソン選手に比べると筋肉量も多いし、体脂肪も多いです。
一之瀬 公人
全身運動によって、全身が強化されるのですね。
石橋 さん
私が、マラソンをしていた時は、体重が 52.5 Kg でしたが、トライアスロンをして体重が 5 Kg 増えました。今はもっと増えていますが。
一之瀬 公人
驚きです。5 Kg の体重増加のほとんどが、筋肉増加ということなのでしょうか。
石橋 さん
スイムもするので、上半身の筋肉と全身のバランスが良くなりました。陸上競技をしていた頃は、下半身の筋肉がしっかりしてました。
一之瀬 公人
トライアスロンは、全身のバランス強化を得られる競技なのですね。
一之瀬 公人
そんな過酷な競技に挑戦する皆様におかれましても『脂肪を燃焼させる』というテーマは、永遠の課題なのでございますか。
石橋 さん
糖質は燃料として限りがあるので、脂肪をいかに使う事かが、トライアスロンだけでなく、持久種目において重要です。ランニング学会では、トラック種目の長距離選手よりも、マラソン選手の方が、脂肪が多いという話もあります。
一之瀬 公人
興味深いお話ありがとうございます。記録に直結する持久力において、脂肪という存在は『大切な燃料』という訳ですね。
一之瀬 公人
本記事では、いかに脂肪を落とすか。に焦点を当てておりますが『脂肪を燃料として考える』という観点は、一般人とは、世界観が全く違うことが理解できます。
石橋 さん
皮下脂肪などの体脂肪は少ない方が良いですが、トライアスロンやマラソンをする人には、筋肉内の貯蔵脂肪( IMTG )を増やす事は、持久能力を高める事になります。トライアスロンのレース中は、糖質を出来るだけ節約し、いかに脂肪をエネルギーにするかが重要ですね。
一之瀬 公人
糖質を節約し、脂肪エネルギーの効率化を図るわけですね。ちなみに、VO2MAXの数値は、先天性なベースもあるようですが、トレーニングによって、数値を向上させることが出来ると認識しております。IMTG も、トレーニングによって向上させることは、可能なのでしょうか。
石橋 さん
IMTG は、持久トレーニングをすれば増えます。持久的な筋肉遅筋線維に、IMTG は多く蓄えられます。速筋線維にはグリコーゲンが多く蓄えられていますので、それぞれの筋肉に必要なエネルギーを蓄える仕組みが出来ていますね。

 

最新研究における脂肪燃焼メカニズムの 3 条件とは

 

私(石橋 氏)が、考える脂肪燃焼の 3 条件は、

1.利用できる脂肪が存在する事

⓵ 血中FFAの増加(脂肪動員ホルモン・脂肪摂取・カフェイン・カルニチン)

② 筋肉中の貯蔵中性脂肪( IMTG )の増加

※ 遅筋線維には、 IMTG が多く、速筋線維には、グリコーゲン濃度が高い。

石橋 さん
運動生理学では、20 年以上前に研究され、クエン酸の効果は否定されました。しかし、私が過去の摂取量より少ない量で実験をしたら効果があり、適量を発見した事が特許承認になりました。まだ、運動生理学では認められていないです。
石橋 さん
カフェインの効果も確認されています。私も昔は、カフェインを飲んで、マラソンをスタートしていました。

2.酸素が十分供給されている事

石橋 さん
高地トレーニングや高強度トレーニングは、酸素が不足するので、脂肪は利用されにくくなります。
石橋 さん
高地トレーニングで脂質代謝が、※ 亢進(こうしん)されるという研究もありますが、調べてみると、運動後の脂肪動員ホルモン及びミトコンドリアが増加している事が、クエン酸サイクルの CS 活性 が、脂質代謝を高めているとしています。

 

※ 亢進:気持ちや病勢などが、高ぶり進むこと。

石橋 さん
ミトコンドリアは、無酸素的運動で容量も数も増加します。クエン酸サイクルは有酸素的過程と考える事からくる誤解。だと思っています。
石橋 さん
HIIT 後の回復期間に脂肪が多く使われるという考え方も、高強度運動中に過剰な CO2放出が行われ、回復期間にその補充がされれば、回復期間の RER は低くなります。故にこれも真実とは考えにくい。高圧酸素環境の運動で脂質酸化能力が、上がるという研究もあります。私はこちらを支持します。

 

3.糖質の分解を抑える事

石橋 さん
運動強度が上がれば、ATP / ADP 比が低下し、解糖速度が速くなり糖質の利用が増加します。
石橋 さん
運動強度が上がれば、糖の分解は多くなります。脂肪が利用できれば、糖の分解を抑制してエネルギーをまかなう事が出来ます。糖の分解を抑制すれば、脂肪の利用が促進されます。しかし利用する脂肪が存在しない、脂肪を利用する能力が低ければ、糖の分解が進みます。
石橋 さん
ミトコンドリアは、脂肪酸からのアセチル - CoA の方が多いのですが、運動強度が上がれば、糖の分解が増加し、一定の強度を超えるとピルビン酸の酸化と同当量の NADH 2 が、クエン酸サイクルに供給されるため脂肪の利用が低下すると私は考えております。
石橋 さん
ミトコンドリア内で、NADH2 が増えれば、脂肪酸の β 酸化 が抑制され、ピルビン酸脱水素酵素も抑制されるので脂肪は燃えなくなり、ピルビン酸も利用しにくくなるので、乳酸が急激に増えます。糖の分解を抑えれば、NADH2 は余り増えません。
石橋 さん
私の特許は、クエン酸が解糖経路の律速酵素 PFK を抑制することで、脂肪を利用しやすくなることが、特許庁で認められたものだと思います。運動生理学では PFK の解糖抑制効果は認められていないようですが、少ない量で効果がある事は、興味深い事だと思います。

 

糖が無いと脂肪は燃えない という誤解の始まり

石橋 さん
スポーツ栄養学・生理学で信じられている「糖が無いと脂肪は燃えない」。という、誤解の始まりは、

 

1. クエン酸サイクルはオキサロ酢酸からクエン酸を作るところから始まる。

石橋 さん
クエン酸回路は停止することなく、各工程の反応が起こっていて、NADH2 を電子伝達系に供給し、そこで ATP が合成されている。グルコースの代謝を考えれば、ピルビン酸 → アセチル - CoA → クエン酸という過程で、クエン酸回路の反応が進む。
石橋 さん
アミノ酸の代謝は、クエン酸回路の他の反応から始まり、クエン酸回路の始まりも終わりも無く、いつも回っている。

 

2. クエン酸回路の最初の工程では、オキサロ酢酸とアセチル - CoA と水 ( H2O )が反応してクエン酸が作り出される。

石橋 さん
つまり、オキサロ酢酸が無いと、クエン酸回路が回らない。と考えられている。

 

① ミトコンドリア内で、オキサロ酢酸の濃度は非常に低い事から、前述のクエン酸回路は、オキサロ酢酸からクエン酸を作る事から始まると考えれば、

ピルビン酸から、オキサロ酢酸を合成し、そのオキサロ酢酸とアセチル- CoA からクエン酸を合成する。

 

石橋 さん
疑問は、ピルビン酸からオキサロ酢酸を作る時に、 ATP 消費を伴う事です。
石橋 さん
解糖系で、2 ATP しか再合成できないのに、オキサロ酢酸を合成する為に、1 ATP を消費するのであれば、解糖系では、1 ATP しか合成できなかった事になります。
石橋 さん
筋収縮で、多量の ATP を消費すると考えれば、この工程は必然性がない。ATP の消費が少ない時や、糖が過剰に供給された時に、それが、脂肪合成のための経路と考えれば合理的です。
石橋 さん
筋肉で、ATP を多量に消費する時、クエン酸回路において、オキサロ酢酸がリンゴ酸から作られます。ミトコンドリア内でリンゴ酸は、オキサロ酢酸濃度の 6,000 倍高濃度で存在するため、オキサロ酢酸は不足することがない。
石橋 さん
最近は、運動開始と同時に、解糖系も酸化系も駆動すると言われています。それならば、運動開始時点で、ピルビン酸はあまり存在していないという疑問があります。クエン酸サイクルについての認識を変える必要があります。

 

② 筋肉での代謝を再考。

石橋 さん
筋収縮で、 ATP を消費すれば、解糖経路では糖の分解が始まり、ミトコンドリアでは、NADH2 の H+ を電子伝達系に受渡し、 NAD が作られます。NAD があれば、リンゴ酸からオキサロ酢酸は、すぐに合成される。
石橋 さん
この手順は、 ATP を合成しながら、オキサロ酢酸を合成するのだから、筋肉で、多量の ATP 合成を必要とする時に、非常に合理的です。
石橋 さん
殆どの、スポーツ科学に関係する研究者は『糖が無いと脂肪は燃えない』と考えており、エネルギー補給サプリメントも、この考えが根底にあります。

 

トライアスロンを科学する会

医師や大学教授、多種多様な職業の有識者が垣根を超え、男女を問わず、幅広い年齢層で構成され、自由闊達な議論を行っている。詳しくはこちら

 

石橋 剛 氏

 

大阪体育大学在学中に、陸上競技(長距離)で活躍。卒業後、小学校の給食調理を 30 年間。早期退職後は、アスリートのための食事を提供するため、市の陸上競技場に食堂を開業。定年退職後、持久力を高める方法論を研究するために、運動生理学・生化学を専門分野とする。主に『運動と脂質代謝について』の研究に没頭。大学時代の恩師との共同研究の末、2018 年 9 月に「脂肪代謝促進方法および脂肪代謝促進用食品(特許番号: 6406986 )」を取得されている。

 

 

脂肪燃焼メカニズムの全容

基礎代謝・脂肪(細胞)の性質・種類や役割について述べてきた。

あなたのダイエットレベルの向上に、少しは貢献することができただろうか。

冒頭、あえて逆の工程から、簡単に説明した脂肪燃焼メカニズム。

更に詳しく知りたいあなたのために、ここでゴッソリと書き溜めておく。

注意点も書き加えておくので、参考にされたい。

 

血糖値が下がった時や、運動などエネルギーが必要な状態になる。

血糖値低下の場合は主に『グルカゴン』、運動の場合は主に『カテゴールアミン』というホルモンが分泌される。

まず、血液中の糖質がエネルギーとして使われる。

血液中の糖質が底をつくと、肝臓や筋肉に貯蔵された糖質が使われる。

肝臓や筋肉の糖質も底をつくと、脳から脂肪分解の命令が下される。

『ノルアドレナリン』や『アドレナリン』などの『脂肪動員ホルモン(アデポキネチックホルモン)』が分泌される。

これらのホルモンが『ホルモン感受性リパーゼという酵素』を刺激し、活性化させる。

リパーゼが脂肪を『グリセロール』と『遊離脂肪酸』に分解する。

大量の血液が遊離脂肪酸を身体全体へと巡らせる。

遊離脂肪酸は、ビタミンB群の作用でさらに分解され、アミノ酸である『カルニチン』と結合。

ミトコンドリアの活動によって、酸素と遊離脂肪酸が全身でエネルギーとして『消費される』。

また、このエネルギーを褐色脂肪細胞が『熱に変える』。

ミトコンドリアは、運動を習慣化されることで増殖し、更なるエネルギーを消費する。

 

脂肪燃焼メカニズムの注意点

・脂肪が分解されても、消費(燃焼)させなければ、再び脂肪に戻ってしまうため、一定時間以上の継続的な運動が必要。

・『サウナ』など運動活動を伴わない発汗は、脂肪が分解されても消費(燃焼)されることはない。

・酸素吸収を伴わない無酸素運動は、酸素不足に陥り脂肪を消費(燃焼)させることが出来ない。

 

脂肪燃焼の 9 箇条を忘れるな

・蛋白質を摂取し筋肉質な身体づくり。基礎代謝を上げる。

・脂肪を燃焼させる鍵は、遊離脂肪酸と有酸素運動。

・分解と燃焼の2段階。分解にはリパーゼ(酵素)が欠かせない。

・瞬発力を伴わない、一定時間持続可能な緩やかな運動を。

・運動強度(心拍数)を意識して効果増す。

・燃焼とは、分解されたエネルギーが消費されること。

・脂肪細胞を増やさない・肥大化させない。

・脂肪を熱に替える、褐色脂肪細胞を活性化させより効率的に。

・運動を習慣に。ミトコンドリア増殖で効果拡大。

 

最後に、継続とイメージはとても大切だ。
脂肪が消費され、縮小・減少するイメージを常に持とう。

余分な脂肪など、消し去ってやる !!
覚悟が決まれば、あとは『やるだけ』だ !!

Eye catching image by Mohamed Nohassi(Morocco)


一之瀬 公人 画像

一之瀬 公人

masahito ichinose

東京都江東区生まれ。現在は長野県南部在住。妻と息子の3人家族。

モノに対する好奇心が旺盛だったことから『MONO』で有名な雑誌の編集者となる。

広告代理店でクライアントのマーケティングを担当する。モーターショーやゲームショーのブース企画。Fからはじまるミントタブレットなど日本進出する外資企業の浸透戦略を担う。

夢だったニューヨークのクライスラービルを観るため渡米。(ゴジラとアルマゲドンで壊された)

アメリカ・カナダで働いたのち、ハトのマークのボディーソープで有名な外資系トイレタリー企業にヘッドハントされる。外資系ホテルを対象とした特殊部隊に所属。担当ホテルへの営業戦略、部隊全体のマーケティング戦略を担当。

先の経験を買われシティーホテルの支配人を任される。経営ノウハウを積みサラリーマンを卒業し独立。

これを期に、父の故郷である長野県に移住を決める。長野県で好きな地域は、松本市中心部と安曇野周辺。

結婚し長男を授かる。子育ての8割をこなし、厄年から脱却。第二の人生を本格的に歩み始める。

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