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ケトン体とは 過度な食事(糖質)制限ダイエット臭

 

極端なダイエット(食事制限)がもたらす、なんとも言えない体臭

特集 有酸素運動へようこそ。

今回は、体臭とダイエットの関係性について詳しく触れていきたい。

 

『食事制限(糖質制限)』のような急激なダイエットや、

『不規則な食生活』が原因で、

身体や口から『なんとも言えない甘酸っぱい臭い』を感じた経験はないだろうか。

減量を行っている、およそ半数以上の人が、放っていると言われる

 

『ダイエット臭』

 

この正体は

 

『ケトン体( Ketone bodies )』

 

という物質で、

アセト酢酸、3 -ヒドロキシ酪酸( β -ヒドロキシ酪酸)、アセトンの総称。

脂肪酸ならびに、アミノ酸の不完全代謝産物で『糖尿病患者に似た異臭を放つ』原因物質だ。

 

デオシーク

他人の臭いには、敏感なのに、自分の臭いには慣れてしまい、あまり意識することはない。

ダイエットに夢中になるあまり、その臭いに気付かない。

無論、その異臭の原因が、

『まさか、ダイエット』とは想像もつかないわけであり、間違ったダイエットを継続してしまうのも無理はない。

ダイエットの基本は、筋肉・消費カロリー・基礎代謝

特集 有酸素運動では一貫して、ダイエットを成功させるカギとして、

 

① 『消費カロリー(運動) > 摂取カロリー』

② 筋肉量を増やし『基礎代謝を向上』させる

べきであると散々、申し上げてきた。

 

運動を行わず、食事制限だけを行って『飢餓状態になっているあなた』は、

いずれ『どこかで必ず壁にぶつかって』しまう。

筋肉や水分が落ちているだけで『もうこれ以上、どうしても痩せられないという壁』である。

糖質制限を行うと、糖質が不足し、私たちの身体は、

脂肪を分解し『脂肪酸』というエネルギー源に替える。

ここまではいい。

しかし、この時点において、

『基礎代謝の低下(速度低下)』『筋肉の減少』という『自衛対策』が働いている場合、

脂肪酸は『不完全燃焼』を起こしてしまうのだ。

 

 

最後の門番

燃えないカラダは、焚火同様、副産物を生み出してしまう

燃え盛る焚火は、勢い良く眩しくメラメラと赤く、燃焼物を灰に変える。

しかし、不完全燃焼の焚火は、ぷすぷすと元気がなく、黒煙を出しながら異臭すら放つ。

このように、不完全燃焼の身体は、焚火と同様に通常放出されないであろう『副産物』を生み出してしまう(血中に放出)。

 

もし、あなたの身体から、ケトン臭が発生したならば、

 

① あなたのダイエットは『間違っている』証拠。

② あなたの身体が『飢餓状態のSOS』。

③ 『代謝と燃焼が、正常に機能していない』

というサインなのである。

 

これに、いち早く気付き、直ちに制限しているものに『ブレーキ』をかけるべきだ。

残念なことに、ダイエットを中断し、代謝を正常に戻したとしても、時すでに遅し。

異臭が、完全に改善されないことがあるのかもしれない。

 

ネオテクト

3 段階で変化するダイエット臭

ダイエット臭(ケトン臭)は、食事制限の過程に応じて、3 段階を経て発生する。

さらに詳しく説明すると、ダイエット臭は『代謝が正常』で『 TCA 回路において、脂肪酸が完全燃焼』されていれば、生じることはない。

なぜなら、TCA 回路による燃焼行程では『熱』『エネルギー』『水』『二酸化炭素』しか発生しないために、そもそも臭いは発生しないからだ。

 

摂取カロリー減少 → エネルギー不足 → 基礎代謝低下 → 運動不足 → 筋肉の熱生産低下 → 代謝の速度低下 → 基礎代謝低下に拍車

→ 脂肪の燃焼効率が抑制(不完全燃焼)され、異臭を放つ痩せにくい体質に。

 

この悪循環の継続は、自律神経やホルモンを乱し、疲労感・生理不順・めまい・しびれ・冷えなどの体調不良をも引き起こしてしまう。

 

ダイエット臭 第 1 段階の特徴

 

・血中の脂肪酸が増加 → 脂っぽい皮脂系の臭い

・まだまだ弱い臭いのため、気付きづらい。

 

ダイエット臭 第 1 段階のメカニズム

 

食事制限による、炭水化物やタンパク質の摂取不足

脂肪を脂肪酸に分解

ミトコンドリアのTCA回路に運搬

急激なダイエットや運動不足による代謝の低下

TCA回路の回転が減速

脂肪酸の不完全燃焼

脂肪酸が、血中に増加

汗や皮脂とともに体外へ放出

 

ダイエット臭 第 2 段階の特徴

 

・血中の乳酸が増加 → アンモニアの臭い

・第一段階よりも臭いは強くなり、自覚し始める。

 

ダイエット臭 第 2 段階のメカニズム

 

基礎代謝の低下が継続

熱生産の減少・血行の悪化

末端組織の酸素供給減少

酸素不足によって『燃焼系』→『解糖系』で、エネルギーを生産

乳酸が発生

乳酸がアンモニアと汗とともに体外へ放出

 

ダイエット臭 第 3 段階の特徴

 

・ケトン体が増加 → 甘酸っぱい強烈な臭い

・ツーンとした特徴的な臭い。本人も周囲も気付く

 

ダイエット臭 第 3 段階のメカニズム

 

不完全燃焼の脂肪酸が、ケトン体(アセトン等 3 種類)と合成

ケトン体が血中に増加

呼気・汗・尿から体外へ放出

最終的にカラダ全体から放出

 

ダイエット臭を防ぐ 3つの食材

クエン酸系

TCA 回路の回転を維持し、燃焼力を高める。

梅干し・お酢、レモン(柑橘類)などの酸っぱい食品に含まれるクエン酸は、

疲労回復を促し、ダイエット臭の第 2 段階の原因である『アンモニア臭』を予防する働きがある。

なぜなら、アンモニアは、乳酸と結合しやすい性質を持っており、

汗に混じって体外に排出されることで、ダイエット臭の原因となるからだ。

私たちには、糖・脂肪を分解してエネルギーに変換する『クエン酸サイクル』が備わっていて、

この機能により、乳酸は肝臓で分解される。

クエン酸を摂取することで、肝臓の機能が活発化し、効率よく乳酸を分解できるようになることで、

アンモニアとの結合を抑制し、体臭の予防につながるのだ。

 

アスパラギン酸系

昆布・わかめなどに含まれる、アスパラギン酸などのアミノ酸も、TCA 回路の材料となり、代謝を高めてくれる。

また、海藻類のネバネバ成分は、体臭・口臭・予防を期待でき、

食物繊維が豊富で、美肌・腸内環境改善・免疫力アップ・血糖値上昇を抑制するなどの効果が期待でき、

ダイエットには欠かせないヘルシー食材。

フコダインアルギン酸には、アンモニア・硫化水素等のニオイ成分を体外へ排出、

さらに、アルギン酸は、唾液の分泌を促して、口腔内を保護・保湿し、口臭改善・予防にも期待できる。

 

 

アルカリ性食品

中性に保たれている私たちの身体は、食事の内容によって、酸性やアルカリ性に『傾く』傾向がある。

酸性に傾いた場合、ダイエット臭の第 2 段階の原因である、

乳酸などの酸性の臭いが生じるとともに、代謝の低下を招いてしまう。

梅干しに代表されるアルカリ性食品は、酸性に傾いた身体を中和するだけでなく、

口腔内を殺菌し・クエン酸は、汗の臭いを抑制してくれる。

さらに、代謝は酸性に傾くと弱まり、弱アルカリの状態で活性化するため、

酸とアルカリのバランスを保つことは、健康的な証拠である。

 

そもそも汗自体に臭いは存在しない

主に汗は、全身に存在する『エクリン腺』と、ワキやデリケートゾーンに多い『アポクリン腺』から分泌されている。

エクリン腺

サラサラとした汗を分泌。

気温による体温の調整時や、運動時にかく汗で、ほとんどが水分。

 

アポクリン腺

ベタベタとした汗を分泌。

水分のほかに、タンパク質・脂質など、独特の匂いのもとになりやすい成分を含んでいる。

 

お試しモニター

汗が、皮脂・角質・ミネラルと混ざり合い、それを、皮膚にいる雑菌(皮膚常在菌)が分解したものが『臭い』である。

また、雑菌の種類によって、臭いに違いが出るため、人によって体臭は異なる。

 

 

体臭は汗の量ではなく、質

一般的に『汗の量が多い = 体臭が強い』と思われがちだが、

汗腺とは、汗を出す器官であり、余分な成分を排出しないように調整する機能を持っている。

 

・この調整機能が弱まったり、

・高温多湿の環境下で雑菌が増殖したり、

・汗腺の機能が低下(冬・エアコン)して、成分の濃い汗が出たり、

・血流の悪化による、汗腺の機能低下(粘りのある汗)

によって、汗がたくさん出て、ジメジメしている、脇・股・足などに発生しやすい。

 

また『普段から汗をかく習慣が少ない人』や『高たんぱく・高脂質な食生活の人』は、特に臭いが発生しやすいために、

動物性タンパク質・脂質が多い食事を控えて、和食に替えることがおススメだ。

 

 

汗腺は鍛えられる

継続的に沢山、汗をかくことで、汗腺を鍛えることができる。

 

汗腺を鍛えるポイント

汗腺を鍛えるポイント

  • 水分摂取を控えない
  • 制汗スプレー等で抑えない
  • 汗をかいたら。ふき取る・着替える
  • できるだけ、冷房に頼らない

汗腺を鍛える方法

汗腺を鍛える方法

  • 半身浴
  • 湯温は『 38 ℃ 程度のぬるま湯』
  • 30 分以上浸かる
  • 2~3週間継続して行う

体臭をセルフチェックする

自覚しにくい自分の臭いをチェックする方法は、いたってシンプルだ。

1日を共にした衣服を『入浴後に嗅いでみる』のだ。

特に、肌に直接触れている下着は重要で、アポクリン腺が集中するワキ・股・デリケートゾーンを嗅いでみることをお勧めしたい。

入浴後は、体を洗い流すことで、嗅覚がある程度リセットされ、臭いに敏感になるからである。

もし、悪臭を感じたならば、きっと、周りの人はもっと『不快を感じて』いるはずなのだ。

 

 

臭いを数値化して、改善をモニタリングする

 

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測定デバイスと、アプリで臭いを数値化できる、世界初体臭計測ソリューション。

口臭・加齢臭の強さ・ミドル脂臭・汗臭の強さが測定可能。

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一之瀬 公人 画像

一之瀬 公人

masahito ichinose

東京都江東区生まれ。現在は長野県南部在住。妻と息子の3人家族。

モノに対する好奇心が旺盛だったことから『MONO』で有名な雑誌の編集者となる。

広告代理店でクライアントのマーケティングを担当する。モーターショーやゲームショーのブース企画。Fからはじまるミントタブレットなど日本進出する外資企業の浸透戦略を担う。

夢だったニューヨークのクライスラービルを観るため渡米。(ゴジラとアルマゲドンで壊された)

アメリカ・カナダで働いたのち、ハトのマークのボディーソープで有名な外資系トイレタリー企業にヘッドハントされる。外資系ホテルを対象とした特殊部隊に所属。担当ホテルへの営業戦略、部隊全体のマーケティング戦略を担当。

先の経験を買われシティーホテルの支配人を任される。経営ノウハウを積みサラリーマンを卒業し独立。

これを期に、父の故郷である長野県に移住を決める。長野県で好きな地域は、松本市中心部と安曇野周辺。

結婚し長男を授かる。子育ての8割をこなし、厄年から脱却。第二の人生を本格的に歩み始める。

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